第15回「大垣ガス絵画コンクール」入賞作品発表
今年もたくさんのご応募をいただきました第15回「大垣ガス絵画コンクール」
『ぼく・わたしの行ってみたいところ』をテーマに、
お子さんたちが描いた作品が90点集まりました。多数のご応募誠にありがとうございます。
厳正なる審査の結果、受賞作品が決定しましたので、審査員の講評とともにご報告いたします。
◎金賞『100年後 未来の大垣に行きたい』 齋藤 正晃 さん(大垣東小 4年)
【講評】描くには難しい縦横無尽に広がる都市空間を、下から上へ伸びる虹色の道路が巧みに引き立てていて迫力があります。赤い車もカッコよくデザインされていて、作者の未来の大垣の街へのワクワク感がとてもよく伝わってきます。
◎銀賞『ちょうちょの島』 加藤 由菜 さん(江東小 3年生)
【講評】画面奥へとリズムよく飛んでいく色鮮やかな蝶々の流れや、少女のキラキラした瞳や表情から、ここから物語が始まっていくような世界の輝きがよく伝わってきます。難しい手の形や表情も丁寧にデッサンされていて、描く事への熱意も伝わります。
◎銀賞『ルーブル美術館でモナリザを模写したい』 斎藤 史明 さん (大垣東小 6年)
【講評】画面下の外から眺めたルーブル美術館、画面上には鑑賞する人々、一つの画面にうまく収められており、描くだけでなく「絵を作る」事への巧みな工夫があります。モナリザの模写を描き始めた作者の背中には情熱を感じるようです。
◎銅賞『南の島に行ってスイミーと一緒に泳ぎたい』 佐野 志羽 さん(中川小 1年)
【講評】谷川俊太郎のスイミーの物語から感銘を受けた作者のワクワク感が伝わってきます。周りの魚達に案内されながら、腕をいっぱいに伸ばして泳ぐ姿から海の広さも伝わり、物語の続きが始まっていきそうです。
◎銅賞『白亜紀(はくあき)の海の中』 田中 蓮 さん(興文小 3年)
【講評】カッコイイようで怖くもある古代の海の中の厳しさを、濃く強い色ではっきりと描かれています。食べる食べられる緊張感も生き物の目つきから描き切っていて気持ちの良い作品です。
◎銅賞『だいすきな弟がうまれておねえちゃんになった日』 田中 莉子 さん(興文小 5年)
【講評】近い未来に来る待望の一瞬に対する作者の待ち遠しさを、真っ直ぐによく描き切っています。作品を見る者もほっとさせてくれるような温かさを感じます。
◎社長賞『レッツゴー!口の中』 加納 希彩 さん(中川小 2年)
【講評】歯磨きの泡を、綿を貼り付けて表現するチャレンジがとてもよく成功しています。ダイナミックで大きな歯、驚く人物の表情、勢いの良い作品です。
◎ほのりん賞『綺麗な海の中』 長谷川 絢音 さん(名森小 2年)
【講評】点々と泳ぐ、可愛らしく穏やかな海の生物、絵の具の優しい濃淡で描かれた海中の空間、澄んだ綺麗な世界がよく描かれていますね。
◎ほのりん賞『戦争のない平和な世界』 大平 明花 さん(武蔵村山市立雷塚小 4年)
【講評】作者は本来当然であるべき大切な事を、大人達に真っすぐに向き合って伝えようとしてくれているかのように感じます。手を取り助け合って人々が生きている街を自然と優しい色合いで描いてくれています。
◎ほのりん賞『韓国の素敵な景色〔景福宮〕』 木村 茉妃乃 さん(江東小 5年)
【講評】シャープな線、強く赤い建築、ぼんやりと浮かぶ紅葉や淡い水面、浮かぶ落ち葉、画面に自然と強弱がつけられています。いつか実際に訪れてみて、もう一度同じ景色を描いてみるとより素敵な絵が描けることでしょう。
◎ほのりん賞『恐竜の時代に行きたいなっ』 髙橋 侑之助 さん(小野小 5年)
【講評】ギョロっとした目が大きい恐竜、迫力が伝わります。太古の生命力に驚き喜ぶ人物も元気よくていいですね。
◎ほのりん賞『ハワイに行きたい』 林 実希 さん(江東小 5年)
【講評】画面を大胆に横切る海のグラデーション、しっかりと描かれた泳ぐ亀、敢えて力を抜いて描かれたヤシの木、画面の中で力を入れる場所と抜く場所とがよく考えられている大人びた絵作りに驚かされました。
◎ほのりん賞『宇宙から地球を見てみたい!』 水谷 舞彩 さん(瑞穂市立牛牧小 6年)
【講評】宇宙船の丸い窓から眺めた構図が面白いですね。宝石のように手を伸ばせば掴めてしまいそうだという作者の視点が伝わってきます。窓に当てた手の複雑な立体感も絵の具の濃淡で描き切っています。
こどもたちが思いを込めて描いた素晴らしい作品は、8月31日(土)まで、ほのりんプラザに掲示しております。お友だちの作品もぜひ見にいらしてください。
また、同時にクイズラリーも開催中です!クイズラリーに参加されたお子さまにはちょっとしたプレゼントをお渡しします☆是非ショールームへ遊びに来て下さいね。